広い庭をもっと活用できるイベント会場に!?
5月のよく晴れた日、理事長のこのひと言からすべてが始まりました
『野菜を育てられるようにして、ご利用者さん達が何かやりがいを感じたりもっと楽める場所に出来ないか?』
開設してから十数年の間は
芝生と木々が並ぶ穏やかな『普通の庭』でした
企画が開始して数日後には業者さんたちが大集結して…
(実はこの時、並走して碧の杜歯科くりにっくを建築中)
整地直前までの状態に鮮やかすぎるスピードで仕上げてもらい…
畑+αで何ができるのか…工事と並行して図面を見ながら悩むこと数日…
色々と案が出ました「ピザ窯」「暖炉」「迷路のような畑」…
他にはない普通じゃ実行しないようなものをと考えた末に…
これだ‼というものを見つけてからが早かったですね。
なぜこんなにバタバタとしているのか…それは何とか夏野菜を植え付けられるようにするという最終着地点があるからです。
しかし…ここで大変な事態が発生しました
その「畑」として活用するはずのベジタブルコンテナが輸入時の検品で問題があり輸出国へ強制返送による納期が未定状態に!
もう自分たちで作るしかない。
(大工さんに材料をカットだけしてもらいました)
並行して作業は進みますどんどん床も仕上がってきました!
(この床はインターロッキングブロックと言う地面の波打ちを最小限に抑える施工方法です。)
ブロックをテンポよく並べていく職人技は圧巻でした。
いよいよ畑の顔となる囲炉裏を組み上げていきます
ここでも業者さんの技を拝見し…
(自宅にも場所さえあれば欲しくなります)
打合せ段階で描いたイメージ図が形になっていきます
耐火レンガも積み終わり仕上げに入ります
しかしこれで終わりではありませんでした…
畑は大型プランターで植え付けOK
平畑もあるので植え付けOK
採れた野菜を調理する囲炉裏OK
そうなんです。
実際、誰も天候の事を考えておらずでした
畑は日光も雨も必要不可欠ですが、囲炉裏はそうはいきません
囲炉裏にシートは格好悪いですよね…
フタも水が浸入する可能性がありますよね…
なら…
屋根作ろ!
(嘘のように聞こえるかもしませんが、この流れホントなんです…)
急遽全員で屋根になるものですぐ手に入るものを探します
数日後…
レンタカーでバンを借りて組み立て品の購入をして…
自分たちで運び…(配送料がすごかったので…)いざ組み上げ!
そう!
不可能はないのです
やればできるのいつもの精神で…
(黒川胃腸科外科クリニック 公式ブログ:総合事務局珍道中ブログ 参照)
大人6人がかりで何とか完成!
やる前から諦めず「実行」が大切です
これで天候に左右されずに利用者様も安心して
イベントに参加してもらえるようになりました(^^♪
このようにして、いろり畑は完成しました
夢と希望を叶え
仕事だけど遊び心も捨てずに楽しみながら
打合せでは自分らしい考えを沢山言って
不可能では絶対に終わらせず
どこにも負けないものへと変化させる!
関わってくださった皆さんのそんな沢山の気持ちが集約されているのが、このいろり畑です。